造園工は「木を植える」仕事だと思ってる方が多いと思いますが実は違います。庭園等の空間に植物、石等の自然の素材を生かし美しい風景を創造し育てる事が造園工です。公園、個人庭園、公共の道路や河川等、幅広く内容も多様な事から色々なことに興味を持ち、感性が豊かな人ほど力を発揮します。また、工事が終わった時が完成ではなく、生き物である植物が成長し周りの景色と馴染んだ時が真の完成です。造園工とは、未来を予測して未来の風景を作り出す仕事です。
●１～３級造園技能士 ●街路樹剪定士 ●植物基盤診断士 など
瓦から始まり、1400年にわたって培われてきた日本伝統技術の屋根工事。加えて、建築板金も１枚の金属板を美しい工芸品に作り上げる、長い伝統に培われた繊細で精緻な技能。これらの技術をもとに雨水処理の専門家として、屋根や外壁を中心とした建築外装系の仕上げ施工を行うことが主な仕事です。伝統技能と最新の科学技術的データに 基づくハイテクが融合した技術を担う職人は、美と生活を守るという理想を具現化する「具現者」と言えます。
●１～３級建築板金技能士 ●アーク溶接作業特別教育講習 など
解体工の仕事は、老朽化の進んだ建物や建替え等によって使用目的がなくなった建物を取り壊すことです。個人からの依頼や大手ゼネコンの協力会社として仕事をするだけでなく、道路の拡張による取り壊しの場合には行政からの依頼によって解体を行うこともあります。一見壊すというパワフルなイメージがありますが、近隣への騒音に対する配慮や安全の確保はもちろん、周辺環境の保全、建築リサイクル法や廃棄物の正しい処理への対応など、高い技術力と幅広い分野に対する知識が必要なのもこの仕事の特徴です。
●コンクリート造工作物の解体作業主任者 ●車輌系建設機械運転技能講習又は建設機械施工技術検定 など
線路のメンテナンスを行う仕事です。摩耗やキズ、破損や経年などにより、定期的に行うレール交換や枕木交換。乗り心地をよくするために線路に敷かれた砕石を再整備する道床交換など。毎日快適に運行するために、鉄道を支え、安全を守る重要な役割を担っています。
●軌道作業責任者 ●軌道機械操作者 など
構造物を支え、安定させるための土台をつくる仕事です。戸建などの小規模なものから橋梁などの大規模なものまで多岐にわたります。中でも橋梁の基礎工事は、大型特殊重機による杭打ちなど壮大なスケールでダイナミックな工法が主流となっています。建物や構造物が出来上がってからは、その姿（土台）を見ることはほぼないと言えます。まさに「縁の下の力持ち」です。
●建設機械オペレーター ●地山掘削・土止支保工 ●型枠支保工 など
住宅などの室内温熱環境が外部の影響を受けにくくなる工事をするのが断熱工の仕事です。建物の外壁・天井・床など、外部に面する部分に断熱材を入れたり、複層ガラスや断熱ドアなどの断熱建材の取付、壁内での結露を防ぐために防湿層も施工します。断熱材は隙間なくスッポリ建物を包むことが原則です。建物と断熱材との間に隙間が出来ると建物の断熱性能が著しく低下してしまい、建物の寿命を縮める結果になります。今後、省エネ・温暖化対策のため需要拡大が見込まれる仕事です。
●１～２級熱絶縁施工技能士 など
建築物などで使用される鉄骨にガス溶接やアーク溶接、カット、曲げる、つなげるなどの加工を施し、それを設計図どおりに寸分の狂いもなく組み上げていくのが主な仕事です。鉄骨工事の柱と梁をジョイントする溶接作業においては大変危険を伴います。しかし、建物強度がここで決まるといっても過言ではないほど重要な役割を担っています。
●ガス溶接技能講習 ●アーク溶接特別教育 など
仕上げ職種のひとつで、雨水や地下水などの浸入から建物を守る仕事です。屋根、屋上、ベランダ、浴室、トイレ、厨房、地下施設などで防水工事は行われています。地震や降雨量が多い日本では、適切な防水設計やさまざまな工法を的確に施工できる、高度な防水技術が必要不可欠となります。
●１～２級防水施工技能士 など
運搬車にて運ばれてきた生コンクリートをポンプ車で圧力をかけ、型枠内に圧送して打ち込むのが仕事です。ポンプ車を使えば、高層ビルや高架橋などの高い所にも生コンクリートを運搬することができるため、近年はコンクリートの高性能化が進み、高層の建物が増加傾向に。それに伴い、ますますその重要性が高まっています。
●コンクリートポンプ車の特別教育 ●コンクリート圧送施工技能士 ●登録コンクリート圧送基幹技能者 など
日本の美の象徴である木造建築。その伝統を受け継ぎつつ現代の良い部分を取り入れ、住宅を一棟一棟大切につくり上げていくのが大工本来の仕事です。現在では、一口に大工といってもさまざまなタイプがあり、ＲＣ造住宅の内部をつくったり、決まった規格のものを現場で組み立てたりする仕事などもあります。
●１～３級建築大工技能士 など
重機（クレーン車・ブルドーザー・油圧ショベルなどの大型機械）を運転する人の総称です。重機を扱うには多くの資格や免許取得が必要になります。さまざまな知識や技術を活かし、重機それぞれの特性を理解した安全かつ正確な操作を行います。まさに、現場のスペシャリストです。
●小型移動式クレーン運転技能講習 ●床上操作式クレーン運転技能講習 ●高所作業車運転技能講習 など
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