はつり工(ウォータージェット工法)(職人歴半年)
宮野 葵紫(24歳)
東京都出身。専門学校卒業後に念願の一流ホテルに就職するが、理想と現実のギャップに挫折して退職。その後、アパレル店員を経て知り合いの紹介で現在の仕事に就く。
(株)東建工業
既設鉄筋を残したまま超高圧水によってコンクリートを粉砕、破壊するウォータージェット工法でのはつり工事に特化した同社。都内が現場の主なエリア。
◆ 0428・30・5655
◆ 東京都青梅市藤橋3-9-19
◆ https://tou-ken.co.jp
◆ 設立2005年 ◆ 従業員数11名
新たな世界を知りたい欲求。その過程は、良いところばかりを見るわけではない。宮野は仕事の難しさ、厳しさ、大変さを知った上で、まだ見ぬ世界を知りたいと思った。
「ウォータージェット工法がどんなものなのか? 初めて説明してもらったときに少し興味を持ち、さらに理解するにはやるしかないと思って始めました。最初は手元としてホースの準備と水圧の確認。すぐに仕事の大変さが分かりましたね。でも先輩のようにガンを持って自分もやってみたいと思ったんです」
超高圧の水がコンクリートを切る。その危険性を知った上で、宮野はその先が知りたかった。怖いけれどやってみたい。それがすべての原動力だった。
「ひたすら水圧の反力に耐える。全身は筋肉痛。しびれる手。それでもいつの間にか、辛さとは違う感覚を感じていたんです。コンクリートを切る気持ち良さ。今まで感じたことのない感覚。もっと仕事を知りたくなりましたね。まだ僕が知らない困難はあるはずです。でもそれは、もっと仕事を好きになるチャンスだと思っています」
建設業未経験だった宮野。最初に知ったことは、先輩たちが怖くないこと。それから半年、今の会社だから、この先輩たちだから仕事を楽しめることを知った。
POWER WORK263号 2022.5.16発行
Photos/ Mahoro Shimizu, Composition/ ad-giga
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