Cover Worker's Story|力の源『鉄筋工』藤和工業(株) | POWER WORK[パワーワーク]

Cover Worker's Story
力の源
『鉄筋工』藤和工業(株)

今回の職人さんは・・・

鉄筋工(職人歴30年) 佐藤 欣亨(46歳)

千葉県出身。「手に職を付けることが間違いない」と、中学卒業後にアルバイトから鉄筋工を始める。22歳で個人事業主として独立。29歳で法人組織として同社を設立。


藤和工業(株)

首都圏を中心にした高層マンションのほか、公共施設や倉庫などの建設現場で鉄筋を組む同社。組織拡大のために新人育成を重視。若手は挑戦し、先輩は見守り育てる。

◆ 03・6661・4947
◆ 東京都江戸川区中葛西5-15-10
https://towa-kogyo.jp ◆ 設立2005年 ◆ 従業員数10名

いつまでも変わらない鉄筋工の魅力。変化し蓄積される仕事の面白さ。

 手に職を求めて建設業界に飛び込んだ。選んだ職種は鉄筋工。理由は友だちが鉄筋工だったから。それが佐藤のスタートだった。

「若い頃は仕事に厳しさを感じていたことしか覚えてないですね。強いて言うなら18歳を過ぎた頃。二次元の図面を三次元の立体に仕上げていくことに興味を感じながら働いていた時点では、一生の仕事にする覚悟が出来ていたと思います」

 仕事の過酷さと同時に感じる充実感。そこから育まれた覚悟。そして独立。佐藤はそこで、新たな厳しさと魅力に直面した。

「リーマンショックは今思い出しても辛かったですね。景気回復まで持ちこたえようと、何とかプライドを支えに続ける中、従業員たちも頑張ってくれました。そこから今まで、仕事の中で特に面白さを感じる部分は〝人〟なんです。いろんな個性を受け入れ、活かし、完成させるところに面白さを感じています」

 終わりの無い職人道。表面的には毎日同じ作業の繰り返しに見えるかもしれない。しかし30年経験した佐藤は思う。仕事に感じる面白さは変化し、蓄積され、魅力は増大すると。

力の源は蓄積される面白さ

現場を想像しながら図面から必要な材料を計算する面白さは、若い頃から変わらない。30年経った今、加えて“人”と繋がる面白さを佐藤は感じている。


POWER WORK262号 2022.4.25発行
Photos/ Katsunori Kuwahara, Composition/ ad-giga

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