Cover Worker's Story|力の源『鳶工』あしばや三組 | POWER WORK[パワーワーク]

Cover Worker's Story
力の源
『鳶工』あしばや三組

今回の職人さんは・・・

職人歴4年 菅原 啓人(22歳)

北海道出身。中学生の頃から「でっかい建物の高いところで働く鳶に憧れた」と、高校卒業後に鉄骨鳶になる。半年前、新たな発見を求めて上京。同社に就職する。


あしばや三組

東京、埼玉を中心に戸建て住宅および中低層集合住宅の現場でクサビ緊結式足場を組む同社。少人数だからこその仲の良さが自慢。最近、みんなでハマっているのはサバゲ—。

◆ 090・8055・1025
◆ 埼玉県富士見市下南畑3728-2
◆ 設立2019年 ◆ 従業員数4名

新世界への挑戦を決めた小さな勇気は、『出会い』という運を手繰り寄せる。

 新しい発見を求めた。鳶への憧れは変わらない。しかし自分の知らない鳶の世界があるはず。思い立った菅原は車に鞄を一つ放り投げ、誰も知り合いがいない場所へ旅立った。

「同じ場所で淡々と経験を重ねることに疑問を感じたとき、思い切って上京することにしたんです。住む場所も働く場所も決めず、ただ新たな場所で鳶として働く。それしか頭の中で考えていませんでした」

 2週間、車の中で寝泊まりしながらの就職活動。偶然目に留まった会社は、あらゆる面で菅原にピッタリだった。

「地元での鳶時代は鉄骨建方と枠組み足場で現場は大きなビル建設。今のビケ(クサビ緊結式)足場や住宅地での戸建ての現場、工事前に近隣に挨拶することすらも初めての経験。新たな仕事は新鮮で楽しいですよ。それ以上に良かったと思うことは、社長や先輩が僕を受け入れてくれる実感があったこと。勇気を出して地元から飛び出たのは自分の判断。それが成功したのは、今の会社に入れた運。だから早く今の仕事で一人前になり、会社に恩返ししていきたいです」

力の源は『仲間になれた実感』

例え自分一人で頑張っても、建設業は仲間がいて成り立つ仕事。社長や先輩が受け入れる気持ちがあったから、一人で上京した菅原の挑戦が成功といえた。


POWER WORK260号 2022.3.28発行
Photos/ Masami Hiki, Composition/ ad-giga

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