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特集!!|パワーワーク インタビュー「充実した暮らしと働きの毎日。寮生活から人生を切り拓く!」(株)林間 春日部営業所
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充実した暮らしと働きの毎日。寮生活から人生を切り拓く!
首都圏にある多くの建設現場に作業員を送り出している林間。首都圏一円にある12ヶ所拠点の一つ、春日部営業所には100人を超える作業員がいる。寮で暮らし、働き、それぞれの人生を築き上げる林間での働き方とは? 春日部営業所長の鈴木さんと、労務管理の渥美さんにインタビューをしました。
左:春日部営業所 所長 鈴木利明氏 43歳 入社歴3年目
右:春日部営業所 労務管理 渥美瑞希氏 26歳 入社歴2年目
作業員さん一人ひとりに合う現場。それが番頭として一番の仕事。
林間とはどのような会社なのですか?
鈴木: 建設業ではありますが、一般的に抱かれるイメージとは少し違うと思います。簡単に言えば「建設現場を最前線で支えている会社」ということでしょうか。私たちは、ただ単純に作業員さんの人数を揃えるのではなく、求められるスキルや作業員さん個人の適正を考慮し、もっとも合理的だと思われる現場を付けます。そのためにも毎日作業員さんと会話する機会が大切な瞬間なんです。
渥美: 私たち労務管理は“番頭”とも言われ、作業員さんの日々のスケジュールをつくり、予定通りに進める仕事です。でも番頭の仕事って、そんな簡単に割り切れるものではないんですよね。建設現場は大勢の個性を持った作業員が集まって一つのものをつくるわけで、その数だけ心もある。一人ひとりの気持ちを無視しては建設現場は成り立ちません。
一人ひとりの作業員さんの個性を考慮するのはかなり大変ですよね。
渥美: 確かに大変なのですが、絶対に欠かしてはいけない部分ですよ。
鈴木: 例えば、現場に入るメンバーが気の合う人同士だと仕事に意欲を持ち、充実感を感じる毎日になると思うんです。そのことが林間の春日部営業所のメンバーとして、一日でも長く一緒に働くことに繋がる。
長く働き続けると弊社のお客様である現場の担当者との信頼関係も生まれます。作業員の皆さんは「林間」という会社名を背負って現場に立っているので、作業員さん一人ひとりを丁寧にケアすることは最も大切なことなんです。
渥美: 現場の監督さんや他社の職人さんから、「丁寧に仕事を教えてもらえた」など、楽しく働いている声はよくあるんです。それも作業員さんそれぞれがこれまでの現場で信頼を得た結果だと感じています。
僕ら番頭に何でも頼ることが、毎日の生活が充実する秘訣。
作業員さんの質が信頼関係を築くとなると、入社面接の際の採用基準は厳しいのでしょうか?
鈴木: 働きたい意欲さえあれば、全員ウェルカムですよ(笑)。現場で評価される作業員さんの形というのは、働き始めてから作られると思っています。
建設業未経験でも問題はないのですか?
鈴木: 未経験者にはまず、軽作業で建設業を知ってもらいます。未経験でもやりたい方向性がある前向きな人ならば、ベテランの作業員に付いてもらって技術を覚えてもらいますし、社内の講習に参加して必要な資格を取得してもらいます。
軽作業の現場で新人が覚えるべきことは?
鈴木: 現場に慣れること。危険作業が少ない中で、現場の中で何が危険なのかを知ってもらう。あとはチームワークの大切さですね。
渥美: 私たちが現場を決める要素はスキルだけでありません。むしろ作業員さん個人の性格や相性など、人間的な部分が大きいんです。それはなるべく作業員さん一人ひとりに合う現場を付けたいというのが第一にあるからなんです。
最後に寮で暮らしながら働こうとする人にアドバイスを頂けますか?
鈴木: 100人いれば、相性の合わない人もいるでしょう。それでも自分のことだけではなく、相手を少しでも気遣う気持ち。現場で誰かが大変そうであれば、ちょっと手伝うなどの心配りがあるとうまくいくと思います。
渥美: 私たちの方でも「この人とだったら合うだろう」という人と組むようにしています。合う人と一緒に働き続け、次第に親しくなれば、寮生活の心配はなくなるでしょう。
鈴木: 相性とは作業員同士だけでなく、私たち番頭との相性もありますよね。例えば私がアドバイスをするより、渥美の方がハマるようなことも多々あります。春日部営業所には番頭が4人いますが、全員が作業員の皆さん一人ひとりにとって働きやすい環境づくりを一番に考えているので信じてもらうことが一番です。
渥美: 「何でも私たちに頼って!」というのがアドバイスですね(笑)
今回の取材協力は……
(株)林間 春日部営業所
☎0120-755-330
埼玉県春日部市小渕302-1
◆◆創業:1972年
◆http://www.rinkan-group.co.jp
まもなく創業50周年を迎える同社。関東一円、大小多くの現場で作業員が活躍。資格取得の講習や重機の研修などを社内で開催。仕事と生活を両立しながら未来の人生を切り拓こう。
POWER WORK 256号 2022.1.31発行 Photos/ Masami Hiki, Composition/ ad-giga
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