特集!!|パワーワーク インタビュー「異業種から38歳で建設業界へ。 目の前のチャンスは見逃さずに活かせ!」(株)藤建 代表取締役 藤澤 満氏 | POWER WORK[パワーワーク]

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異業種から38歳で建設業界へ。目の前のチャンスは見逃さずに活かせ!

建設業界に転職したのは38歳。それまでは大好きな車を仕事にしていた藤澤さんは、40歳を目前にしたタイミングで異業種である建設業界への転職を決め、44歳で独立を果たしました。気持ちの切り替えと飛び出す勇気があれば、いつだって建設業界で成功できるそのストーリーを読者の皆さんにお伝えします。

(株)藤建 代表取締役 藤澤 満氏

(株)藤建 代表取締役藤澤 満

好きなものを仕事にした昔。好きなものと仕事を分けた今。

建設業界で働くまで、どのような仕事をしていたのですか?

藤澤 満氏(以下、藤澤)車が好きで工業高校に進み、卒業後の18歳で大手自動車メーカーの販売店に就職しました。そのメーカーの車が純粋に好きで、ヤリガイはかなり感じられましたね。しかし、しばらくすると会社の社風などが急に変わり、「何か違う」と感じてしまったんです。32歳で15年勤めた販売店を辞め、車の部品を扱う会社に転職。約5年勤めた後、38歳で地元の友人に誘われて建設業界に入りました。

好きなものを仕事にして15年と5年。未練はありませんでしたか?

藤澤人生の中で車に関わることを辞めたつもりは無かったんですよ。転職先の会社には社用車が100台以上あり、それをメンテナンスする車両部で働けそうだということ。会社の社長がハマーに乗っている車好きだったということ。他にも車好きが大勢いること。そういう小さな積み重ねがあって、自分も車との付き合い方を変えるキッカケになると思ったんです。
 もっとも当時は独身で身軽だったことと、友人の話から給与面の魅力を一番に感じていたことは外せない転職の理由ですね(笑)。。

車との関わり方はどのように変化しましたか?

藤澤家族とドライブすることが休日の楽しみになっています。仕事もプライベートも常に車に囲まれるのではなく、車を使って家族と一緒に楽しむ幸せを感じるようになりました。
 自動車メーカーにいたころはたくさんの車を乗り継ぎましたね。レガシーを4台。インプレッサを2台。アルシオーネSVXにも乗りましたよ。そういう楽しみもありましたが、現在は別の角度から車の楽しさを感じています

毎日の食事をとる食堂。調理人のつくる本場の中華が作業員に人気

明るく作業員を迎える藤澤さんと奥様、そして番頭さんたち

人生最大の決断でも正解はいくつもある。決断後の自分の行動で正解の数は無限に増える。

8歳で初めて建設業界に入ったとき、どんな印象を持ちましたか?

藤澤入社2年目に車両部の仕事は外注となり、私は番頭として作業員さんの差配をするようになったんですが……。一言でいえばカルチャーショック! 想定外のことが当たり前のように起こるんですよ(笑)。
 現場に向かう車が朝到着するんですが、何十台も用意される車に作業員さんを間違いなく誘導したり、それでも途中で間違った現場に行っちゃったり。正直、辛かったですよ。ただ辞めようとまでは思わなかったな。支えてくれる仲間がいて、あと職場で知り合った今の妻がいて。単純に「慣れた」という理由もあるけれど、毎日大勢の仲間がいて、ワキャキャキャ騒いで楽しかったんですよ。良い人たちに恵まれたんです。

独立はどんな経緯で実現したのですか?

藤澤社長から「夫婦でやってみないか?」と勧められたこと。寮で作業員さんたちの生活面も面倒をみるわけで、やっぱりみんなのお父さんとお母さん代わりがいるのが一番。
 声を掛けられた瞬間、即答しましたよ。妻は悩んでいましたけれど(笑)。できるかどうかの根拠はなし。ただチャンスだと思って決めました。。

5年経った今、当時の決断をどう思いますか?

藤澤良かった。大変でしたが、これまで事業を成り立たせましたからね。だから次の5年も、さらにその次の5年も繰り返せると思っています。
 私が勢いで行動をする性格に対し、二人三脚で会社を切り盛りしている妻はよく考えて行動する性格。そのバランスも良かったと思います。とても私一人ではここまでできません。

冷暖房、テレビだけでなくWi-Fiも当たり前となった綺麗な個室

足を伸ばして仕事の疲れを取ることができる大浴場

今回の取材協力は……

(株)藤建

(株)藤建
☎043-310-5145
千葉県八街市四木808-4
◆設立:2017年 ◆作業員数:37名

作業スタッフが充実した生活ができるよう、寮の設備のほか、細かな悩みも相談にのってくれる社長がいる同社。「食事はピカイチ」と自信を持つ。現場は土木工事や解体工事、プラントなど。面接時にも最寄りの八街駅までの送迎あり。

POWER WORK 249号 2021.10.18発行
Photos/Mahoro Shimizu, Composition/ ad-giga

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