Cover Worker's Story|力の源『解体工』(合)宏基産業 | POWER WORK[パワーワーク]

Cover Worker's Story
力の源
『解体工』(合)宏基産業

今回の職人さんは・・・

職人歴2年 解体工 五十嵐 聖博(19歳)

東京都出身。学生の頃から父親の仕事である解体現場の手伝いを経験し、卒業後に入社。元々高校は進学校で勉強は苦ではなく、現在は英語の勉強が趣味になっている。


(合)宏基産業

木造解体をメインに、RC造の解体やはつり工事など、解体工事全般を請け負う同社。現場は東京、埼玉、千葉が多い。「とにかくホワイト!」という現場には優しさがあふれているらしい。

◆03・6677・1831
◆ 東京都北区浮間3-33-9
◆ 設立2016年 ◆ 従業員数8人

いつかその背中を超えるため、今、できることから始める。

 現場で見た父親の姿は五十嵐にとって衝撃だった。自宅では想像もつかない真剣さ。現場全体をコントロールする統率力。いつの間にか父の背中を追うことに決めていた。

「正式に入社して現場に立つまで、まだまだ自分には甘さがありました。例えば解体工事の現場で大切な養生は、単純に覆えば良いと思っていました。しかし父の現場の養生は、すごく配慮されている。強い風が吹いても、家屋がなくなって養生ネットだけになってもびくともしない。考え、想像力が必要な仕事の奥深さを知ると同時に、父を本気で超えたいと思いました」

 より早く戦力になり、まずは父に認められるためにどうするか? 五十嵐は自分の武器となるスキルを身に付けることを決めた。
「今の自分で一通りできる作業は内装解体。ただ現場の多くは建物の解体なので経験を積む機会が少ない。そこで数ヶ月だけ別の会社へ修行に出て経験を積ませてもらいました。今後は重機に乗って一人前の解体工になることが第一。その延長線として、職人として遥か上にいる父を20代で超えたいと思っています」

力の源は『追い付きたい背中』

年齢や経験などで限られる作業内容。いつかその時が来たときのため、今できることを積み重ね、自分のスキルを充填。最初の目標は父越えだ。


POWER WORK235号 2021.3.22発行
Photos/Yuzo Matsutani, Composition/ ad-giga

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