高校サッカー界で進む
ロゴ入りのユニフォーム。
近年、企業からのスポンサードを受けて活動を充実させている高校サッカー部が増えている。ロゴ入りのユニフォームは、全国高等学校体育連盟(高体連)が主催する全国高校サッカー選手権大会(冬の選手権)やインターハイでは認められない。しかしそれ以外の大会である高円宮杯プレミアリーグやプリンスリーグ、都道府県リーグなどではスポンサーロゴが入ったユニフォームの着用が認められている。
高校サッカー界で最初にロゴ入りユニフォームを採用したのは、京都府の私立京都橘高校サッカー部。その後、青森山田や東福岡、前橋育英など強豪校を中心に増え、千葉県では市立船橋に次いで日体大柏がパワーワークのロゴを胸にデザインしたユニフォームを付けている。
強豪校渦巻く千葉県では2校目として、昨年から本誌パワーワークが日本体育大学柏高等学校(以下、日体大柏)のスポンサードを開始。胸に大きなパワーワークのロゴを付けた選手たちは、2021年1月に開催されたニューバランス杯(裏選手権)で準決勝進出を果たした。 私たちパワーワークが選手たちに提供できたものは何か? 総監督の片野氏にインタビューをした。
片野さん「スポンサーロゴのあるユニフォームは『応援してもらっている』という実感をリアルに感じています。生徒たちの大多数が目指しているプロの世界は、多くのファンから応援してもらわなければ成り立ちません。今の生徒たちにとってはテクニックだけを磨くのではなく、応援されることを実感し、その期待に応えるために練習して結果を残すことが大切。ユニフォームという具体的な形を通し、多くの応援を胸に感じてプレーするプライドと、より一つ上のステージで頑張る勇気をもらったと思っています」
サッカーでは応援してくれるファンを〝12番目の選手〟と表現することがある。パワーワークは汗を流して働く一人ひとりの12番目の選手。成長に必要な自信と挑戦する勇気を与え、頑張る若者をこれからも応援したい。
2種類のパワーワークロゴ入りユニフォーム。監督の根引謙介氏(右)とコーチの菅沼実氏(左)は柏レイソルの元選手。 日体大柏は柏レイソルと2015年より相互支援を目的とした提携を結んでいる。柏レイソルから同校サッカー部への指導者派遣はその一環。
Q.胸にパワーワークのロゴが入ったユニフォームを着ることで、何か変化はありましたか?
A.今まで以上に応援に来てくれる方々や相手チームから見られているように感じました。最初は単純に「ロゴ入りのユニフォームがカッコイイ」という理由でモチベーションは上がっていました。今ではスポンサー企業の皆様のサポートを受ける事で、支えてもらっているという感謝の気持ちを持って、試合に臨んでいます。
Q.今年の目標は?
A.まずは千葉県制覇。今年、延期開催となっている新人戦は取りに行きます。その後はプリンス昇格と全国大会でのベスト8を目標にします。
キャプテン
土屋 巧くん
栃木県宇都宮市出身。DF。
好きな選手はエジル。
POWER WORK 233号 2021.2.22発行
撮影●酒井一郎 構成・取材・文●アドギガ
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