特集！！｜暮らしのすべてを新しく！内装リフォーム工の仕事。（株）パーフェクトブルーム

住宅と共に人生を重ねたときに必要なリフォーム。新たな設備の導入だけでなく、住宅そのものの劣化の修繕。そのすべてを自分で手掛けられる内装リフォーム工が今、求められている！

（株）パーフェクトブルーム
代表取締役
広沢清貴さん（45歳）

リフォーム会社で営業をしていたが、29歳で職人の部署に異動。すぐに頭角を現し9ヶ月で現場長になる。5年後に独立し、事業の幅を広げて2010年に同社設立。

施主からも直接感謝される
万能な職人になる近道。

住みよい間取りを形づくる壁や床。生活に必要なガスや水道、電気。快適な暮らしを実現するキッチンやバスなどの設備。そのすべてを請け負う内装リフォーム工。広沢さんは水回りの設備からこの仕事をはじめ、現在は内装の一式を手掛ける職人であり、施工会社の社長だ。

広沢さん「お客様の要望を伺ううちに床や壁といった大工仕事や電気設備なども始めるようになりました。本来はそれぞれに専門の職人がいて、私も元は水回り設備がメインでした。内装のすべてを扱えるようになったことでお客様の細かな要望に応えられるようになり、会社が成長してきました」

住宅内装リフォームを幅広く施工する広沢さん。若手の育成は自らの経験を活かして効率よく学ばせている。

広沢さん「バス周辺のリフォームは内装に関する多くが学べます。ユニットとなっているバスの空間づくり。脱衣所の床や壁を施す大工仕事。配管や配線。防水のためのコーキング。さらに水平垂直といったレベル合わせの重要を知ることで、一体化した空間づくりにこだわる内装リフォームの職人になれます。この近道に沿って教えたいですね」

232号画像

システムバス

水道、ガスといった配管。多機能な装置や空調などの電気設備。バスルームそのものである箱の組み立て。システムバスには多くの技術が凝縮している
システムキッチン

上下水道やガスの配管、電源が用意されている場所に組み立てる。微調整の加工はあるが、ほとんど手順通りに組み立てられるので比較的容易。1人ですべての作業をする
設備の配線

エアコンや床暖房、バスルームなどをリビングで操作するためのパネル取り付け。壁に穴を開け、配線を壁の中に通して基盤につなぐ
フローリング

仕上げ工事として最も目に付くフローリング。木の板がバランスよくランダムに張られている状態が美しい。また張り合わせの隙間幅を揃えるため、押し付けるように張るのがコツ。ただし押し付けすぎるとシワになるので注意
レベル出し

経年によって歪みがある既存の構造物（床や柱など）に合わせるため、レーザーでレベル（水平垂直）を出し、リフォームする空間に合わせた加工を行う。設備工事であるシステムバスと大工仕事である脱衣所を合わせたバスルーム全体に一体感を持たせるために不可欠