Cover Worker's Story|力の源『鳶工』(株)小原工業 | POWER WORK[パワーワーク]

Cover Worker's Story
力の源
『鳶工』(株)小原工業

今回の職人さんは・・・

職人歴3年 鳶工 赤司 快斗(21歳)

東京都墨田区出身。中学校を卒業後に小原工業に入社。半年後に家族の理由により退社するが、その間も憧れだった鳶職人への道を諦めず、19歳で再入社する。猫2匹と生活する。


(株)小原工業

足場、鉄骨、PC、タワークレーンなど躯体工事全般に渡る多様な鳶工事の一切を請け負う同社。大手ゼネコンの一次協力会社として多数の実績を残す。現場のエリアは主に関東圏内。

◆ 03・6240・2708(錦糸町本社)
https://obara-k.co.jp/
◆ 東京都墨田区江東橋4-16-1
◆ 設立1989年 ◆ 従業員数約150人

厳しさの中に感じるものがあった。ここで本物になれると思った。

念願だった鳶職人への道から一度、離れなければならなかった。現場の花形最前線で最も輝く存在への憧れ。赤司が再び現場に戻れる環境になったとき、一つの強い想いがあった。それはかつての親方の元で本物の職人を目指すこと。

「仕事中は厳しく、それ以外は仕事を忘れて親しく接してくれる。そんな先輩たちは大勢いるのですが、親方にはそれ以上、父親のような信頼を感じていました。距離感というか空気感というか、育てられている実感ですね。現場では怒られた記憶の方が多いのに、親方からまた仕事を教えてもらいたかった。他の会社じゃダメだったんです」

衝動に駆られた赤司は、会社よりも先に親方へ電話。そして再び鳶職人への道の再スタートを切った。
「今では親方から怒られることは減ったと思います。褒められることも少しはありますが、親方は僕が調子に乗る性格を知っているので、黙って見守られていることが多い。それでも自分が認められてきた感じが嬉しくて、もっと期待に応えたく、怒られた分だけ見返したく、本物の職人になることを目指せるんです

力の源は『本物がいる現場』

親方の厳しさの意味を赤司はすぐに理解した。安全のために厳しく。大切な人だからこそ真剣に。親方の現場は赤司にとって家族の雰囲気があった。


POWER WORK226号 2020.11.9発行
Photos/ Mahoro Shimizu, Composition/ ad-giga

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