パワーワーク 緊急インタビュー|「挑戦始動〜藤島樹騎也選手〜」スペイン挑戦アスリートが決定! | POWER WORK[パワーワーク]

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スペイン挑戦アスリートが決定!

挑戦始動〜藤島樹騎也選手〜

パワーワーク発行元のウィナーズがサポートするスペインへのプロサッカー挑戦プログラム、ダビド・ビジャプロデュースの『Road to Spain』。セレクションの中から見事に挑戦権を獲得した藤島樹騎也選手が、スペイン行きの前日に編集部を訪れてくれました。

藤島 樹騎也選手(24歳)
ポジション:MF
1996年8月26日生まれ
167cm/62kg
主な経歴
星稜高校▶︎中京大学▶︎ボナーSC(ドイツ4部)▶︎ジークブルク(ドイツ5部)▶︎FCヴァッカー・インスブルック(オーストリア2部 ※セカンドチームは3部)

三重県四日市市出身。第93回全国高校サッカー選手権優勝および優秀選手選出。大学時代は東海ベストイレブン2回、全国大学総理大臣杯3位。サイドからのスピードと突破力のあるドリブルが持ち味。コロナ禍によるオーストリアのリーグ中断により一時帰国。

目標への強い気持ちがあれば、身体は自然と答えを導き出す。

明日からスペインというお忙しいところ、貴重な時間をありがとうございます。今のお気持ちや目標をお聞かせください。

藤島 樹騎也選手(以下、藤島)自分の能力を信じて、そして応援してくれる人たちの期待に応えられる結果を残そうと思っています。
目標は3年以内にスペイン1部の試合に出ていることですね。3年後は27歳になり、一般的にサッカー選手のピークと言われています。そこまでに自分の武器であるスピードを磨き上げたいと思っています。

サッカーを始めたのはいつ頃からですか?

藤島3歳頃に父からボールを与えられて始めたのがきっかけで、ほぼ毎日サッカーをしていました。友だちと遊ぶのもサッカー。友だち自体もチームの仲間。毎日サッカーが楽しくてしょうがなかったですね。今でも一番楽しい時間はサッカーをしているとき。そこはずっと変わりません。

当時からドリブルは得意だったのですか?

藤島子どものころから自分は背が低い方でした。その個性を活かすために小回りを利かせたドリブルやスピードを武器にしようと自然と考えて練習してきました。昔から身長の小ささをデメリットに感じたことはありません。
ただ、高校生になったとき、先輩たちのフィジカルには驚かされましたね。スピードも体格もまったく違う。〝あたり〟も強い。当時の最初のプレーでは「みんな速えー! ドカーン! 痛えー!」って印象しかないほど驚きました。
同時にその頃、1学年上の先輩のプレーに憧れました。技術やスピードはもちろん、厳しいシーンで点を取るヒーローのような人。スピードは練習でどうにかなるとしても、ヒーローの資質は別の部分ですよね。その答えを探し始めた成果は大学になってから現れた気がします。言葉では表現しづらいのですが、「俺が決める」という気持ちの強さかな? その想いがプレー中の位置取りを変え、「決める」ための体の動きが変わったように思います。

将来の成功しか見ていない。後は道を進むだけ。

大学3年時から怪我に悩まされていましたね。

藤島 樹騎也選手(以下、藤島)それまでは走れば耳元で「ゴォー!」と聞こえていた風が、「ぴゅ〜」になってしまい、本来持っているスピードを感じられない。本当に悩みましたよ。ただ、今同じ状況でもやはり試合には出て全力でプレーし続けていたと思います。そこで重要なことは試合後のケア。当時、試合後にも無理をして練習して、結局ケガを長引かせてしまいました。怪我自体はサッカーをプレーする上で想定できること。それに向き合い、次の試合に出る体をどうやってつくるかが重要。欧州でプレーしてきた今までの経験を振り返っても重要なことだと実感しています。
また、この時期に支えてくれる人たち、応援してくれる人たちの存在の大きさに気づきました。僕のドリブルを見て応援してくれる大勢の人がいたことを思い出すと、「ここでは終われない。もっと喜んでもらえるように、もっと厳しい環境でプレーを磨こう」と思い、大学卒業後にドイツ行きを選んだんです。

今回のスペイン行きでは何を意識していますか?

藤島頑張りすぎは良くない。とは言え毎日100%以上でやらないとプロにはなれない。頑張り方の問題だと思っています。無理する瞬間と抜くべき瞬間、その1秒もない中で正しい判断をすることで成長し続けられると思っています。
プロになるために必要なものは、運やタイミングも確かにあるのですが、自分でつかみ取る努力というものがあるはずです。例えば僕の場合はスピードという武器を磨くこと。技術、体、精神力を磨くことは最低限であって、さらに輝く武器を持つことがプロなのだと気づきました。
3年後、目標を達成している自分しか想像していません。今までケガで思い通りにならなかった時期もあるけれど、くすぶっていた自分を想像していたわけでもない。思い通りにいかないことがあっても、自分の信じる方向を見続けていたことで、今回のスペイン行きが実現しました。
どんな状況でもポジティブに考えることで、その先の可能性が広がると思っています。だから3年以内にはスペイン1部で試合しているはず。その想いで頑張ってきます。
(2020年9月7日)

ダビド・ビジャ プロフィール
1981年12月3日、スペイン生まれ。
バレンシア、バルセロナ、Aマドリード、ニューヨーク・シティーなどで活躍し19年にヴィッセル神戸で1年間プレーし現役引退。スペイン代表で10年のW杯南アフリカ大会で優勝し得点王に輝く。

POWER WORK 223号 2020.9.21発行
撮影●清水真帆路(藤島選手) インタビュー●アドギガ

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